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カテゴリー「社会科系」の記事

2013年7月30日 (火)

杉森流歴史3

皆さん、こんにちは。杉森です。

先日「思想史」の講義CDを聞いていたら「王権神授説」が出てきました。

ご存知の通りこれは、絶対王政を正当化するための理屈です。すなわち「人は神に従うべきだ。そして王の権力は神より与えられたものだ。よって人は王に従うべきだ」という三段論法ですね。中学校で習います。

この知識自体は別に難しいものではありません。素直に覚えておきさえすれば、テストで点も取れます。

でも私は、この王権神授説の話について、何となく釈然としませんでした。何が気になっていたのかというと「そもそも王様は、なぜやっきになって、王権の根拠を人に説明する必要があったのか」ということです。

つまり、王様はすでに権力を持っていたのだから、別にいちいち臣下の者に言い訳をしなくても、好き勝手なことをやっていればよかったのではないか。それをフィルマーとかいう学者に王権神授説を唱えさせて、自らの地位の正当性を論証しようとするのはなぜか、という疑問です。

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2013年7月25日 (木)

地理・歴史の勉強法2

皆さん、こんにちは。杉森です。

ちょっと間が空いてしまいましたが「地理・歴史の勉強法1」の続きです。

地理の勉強で記憶しなければならないこととして、地図がある。そして、地図には3次元的な情報が組み込まれているので、単語を覚える勉強よりも難しい、という話でした。そして、単純な言葉や年号などの暗記は、言語を司る左能を使うが、地図はイメージで覚えるので、右脳を使うのではないか、という私の仮説を紹介しましたね。

また私の話になりますけど、私は最近、知能テストを受けました。その結果によると、私は言語能力はかなり高いそうです。それに比べて目から入ってくる情報を処理する能力は、やや低いそうです。左能タイプなのでしょうね。

さて、それで地図が苦手な人はどうすればいいか、という問題ですけれど、これはもう、普段から地図を何回も何回も見るしか仕方がないでしょう。ビジュアルに覚えるのです。

私は、そうするために一時は部屋の壁に地図を貼りまくりました。そしてかさばる地球儀を買って、暇があればそれを眺めていました。

これはこれでいいのですが、最近、面白い方法を発見しました。それは「地図パズル」です。

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地図パズルは、小さな子供のための学習教材です。売っている場所は、デパートのおもちゃ売り場です。箱を見ると「対象年齢:3歳以上」とか書いてあります。

しかし、これは地理の苦手な大人がやるのにピッタリです。言葉ではなくて、目と手で覚えるのですね。何度もやっていると、国の名前と位置、それから首都の名前、などが少しずつ頭に入ってきます。

もちろん、このような勉強は試験直前の一夜漬けには向きません。本番よりかなり前から、コツコツと積み重ねる必要があります。でも、時間をかけ、イメージで覚えた知識は、忘れにくいようです。

地図の苦手な方は、ぜひお試しください。まずは恥を忍んでおもちゃ売り場に行くことですね。大丈夫ですよ。皆さんは「3歳以上」でしょう?

2013年7月12日 (金)

地理・歴史の勉強法1

皆さん、こんにちは。杉森です。

今日は、ちょっと社会科の勉強法のヒントを申し上げましょう。

私は常々、社会科の勉強は暗記ばかりではいけない、と言っています。教科書に書いてあることの裏を知らなければならない。

たとえば、以前お話しした「市民革命」の話です。日本国憲法では、民主主義の原則とか、生命・身体・財産の権利の保障が定められていますが、これは皆、市民革命とつながっているのです。

でも、このつながりのことは教科書には書いていない。いや、書いているのですが「つながっている」とは書いていない。だから、こういうことは誰かに教えてもらわなければ、なかなか分かるようにならないのです。

さて、それはそれとして、社会科の勉強には暗記するべきことが多いのも事実です。市民革命にしたって「ブルジョワ」とか「フランス革命は1789年」とか「ルソー」とか、基本的な言葉がわかっていないと、歴史の意味を語ることは無理です。

実は、どんなことでも同じなのですが、上達するためには「記憶と理解」を常に往復することです。これは私のオリジナルではなく、勉強を教えるのが仕事の人がたいてい言うことです。

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2013年5月 6日 (月)

杉森流歴史の授業2

皆さん、こんにちは。杉森です。

今回は、久しぶりに「杉森流歴史の授業」のお話です。

前回お話しした通り、私の歴史の授業では、特にアカデミックな知識を授けたりとか、うんちくを話したりとか、あるいは受験テクニックを教えたりとか、そういったことはしません。

では、何をするか。私の持っている歴史の知識は少ない。でも私は「歴史が苦手だ」と言っている人が、つまづきがちなちょっとしたポイントをよく知っています。

私はその部分をチョコチョコ、とほぐして差し上げる。すると生徒さんは「な~んだ、そういうことだったのか」と長年の憑き物が落ちたような顔をして、どんどん勝手に勉強して私より博学になってくれます。

私が理想とするのは「あの先生、結構知識とかいい加減で、お茶目なだけみたいだけど、なぜかあの人に習うと、どんどん勉強が進んでいって、半年もすると学力では先生を追い越してしまうんだよなあ」と言われるようになることです。

さて、それはそれとして、今日のお題は「市民革命」です。フランス革命とか、アメリカ独立革命のことです。

通訳ガイド試験で受験科目となっているのは日本史であり、通常「市民革命」は世界史で習いますから、「これは関係ないんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。

でも、それは甘い!のです。この「市民革命」がちゃんとイメージできないと、たとえば、幕末に西洋からどのような技術と思想が、なぜ輸入されたか、ということがわからない。社会主義運動や、それに対する弾圧の話も分からないし、日本国憲法のこともわからないのです。

では「市民革命とは何ですか?」という問いに対して、皆さんはどう答えますか。

たぶん、教科書には「産業革命で力を蓄えた有資産家階級が、身分制の打破と政治への参加を要求して起こした革命」とか書いてあるんでしょうね。もちろん、学生の答としてはこれで十分です。

でも、教える側の人間がこれをコピペしているだけではダメです。コピペは誰にでもできるのであって、そのようなものは教育サービスとは呼ばない。私は次のように説明します。

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2013年2月26日 (火)

杉森流歴史の授業

皆さん、こんにちは。杉森です。

東京はまだまだ寒いですが、気持よく晴れた日が続いています。そろそろ花粉のシーズンのようですが、幸い私はまだ症状は出ていません。でも、今年は飛散量が多いとのことで、毎日戦々恐々です。

さて、今日は私がどんなふうに歴史の授業をやるか、というお話です。

通訳案内士国家試験では、試験科目に歴史があります。でも以前述べたように、語学が好きな人には、社会科系が苦手、という方が結構おられます。こういう方々は、たいてい歴史の勉強を暗記ととらえて学生時代に歴史アレルギーになっています。私はこの「歴史は暗記」という洗脳を解くことに力を注ぎます。  

実は、私は歴史学科の出身のくせに、歴史の知識は恥ずかしいほど貧弱です。なぜなら大学時代は英語ばっかりやっていたからです。だから、私の歴史の授業は「正しくない」ことが多いのかもしれません。

でも、今は知識ならインターネットでいくらでも手に入ります。だから、それをコピペするだけの授業では意味がないと思うのです。授業では、授業でしかできないことをやるべきです。直接、人間が人間に施すしか方法がないこと、それが洗脳の解除だと思うのです。洗脳さえ解ければ、あとは受講生が勝手に勉強して、私より博学になってくれます。

さて、では私がどんなことを言うのか、という例です。たとえば私は「封建制度」を説明するときに、次のようなことを言います。

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